ピアノ発表会
東京都千代田区と千葉県船橋市の
税理士法人、司法書士・行政書士事務所TOTALの
高橋寿克です。
昨日は娘のピアノの発表会に行きました。
(前回は仕事だったので、出席するのは3年ぶり)
人気があるのか、「エリーゼのために」を弾く人が小学生から高校生まで3人もいました。
言わずと知れたベートーベンのピアノ曲です。
同じ曲なのにまったく違った曲に聞こえました。
練習不足でつっかえながら弾く子、
なんとか譜面どおり弾いている子、
昔、妹が弾いていたことを思い出しました。
高校生の子は上手でした。
技術的に高いレベルで安定しているのはもちろん
強弱やスピード等、この曲を適切に解釈し
ベートーベンの恋人を思う気持ちがこちらにも伝わり?
この曲が何で名曲といわれて弾き継がれているのかわかったような気がしました。
ちなみに、娘は何とか無事にミスなく終りました。
(「エリーゼのために」よりはだいぶ簡単な曲です)
担任の先生には
「本番に強いのね」
と言われたようです。
実は、発表会1ヶ月くらい前に私が初めて聞いたときは、つっかえつっかえで全く駄目で、とても本番に間に合うようには思えませんでした。
妻が危機感を持って練習させたので、何とか1週間前には大きな失敗はしないレベルになっていました。
最終レッスン後の数日間、今度は娘が自主的にがんばって
前日には、本番も大丈夫かなと思っていました。
(残念ながら曲を解釈し感情を表現するレベルには達しませんでしたが)
親としてはまずホッとしました。
ピアノに限らず、税理士業務を含めてプロフェッショナルになるには、
まずは徹底した練習・経験をし、その中で体で高い技術の習得をする。
それができて初めて心が育つのかもしれません。
高校生の上手な子でも、この後、プロになれるかはまた別の問題でしょう。
お客様に感動を与えられるような、プロのサービスをするのは大変なことです。
最近、経営者としていかに「お客様第一」という「心」をスタッフに伝えるか考えていましたが、
スタッフ一人一人の徹底した鍛錬やしっかりした技術が先で、
受け入れる側のリテラシーをもっとあげる必要があるのかもしれません。
何にでも経営が結びついてしまうのが経営者の悲しいところですね。
それでも、たまに音楽に触れるのもいいものです。