門松は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし
税理士の高橋寿克です。
私の正月は、年賀状の整理から始まります。
アナログもまだまだ捨てがたい。
年賀状は色々な人の動向を知る機会でもあります。
みなさんからの年賀状を見るのを楽しみにしています。
結婚、出産、
そして体調を崩した方…。
早稲田大学時代のゼミの主任教授 清水望先生が年末にお亡くなりになっていたことを先ほど知りました。
敬虔なクリスチャンで、ドイツ留学経験もあり、若くして教授になられ、私なんかが言うのも変ですが大変な人格者です。
私が、先生の研究テーマを卒論に選んでしまったのに
(物を知らないでやってしまったありえない、大失敗です)
それでも
穏やかで、優しくきちんと指導していただきました。
(私も、清水先生の「怒らない指導法」を身に着けるべき年齢かもしれません)
先生のお宅で初めてごちそうになった「チーズフォンデュ」
おいしかったなあ。
早稲田大学副総長にまでなられて退官、90歳の大往生です。
ご冥福をお祈りします。
これで、去年の暮のM先生に続いて、恩師と呼ぶべき方をお二人も失うことになりました。
本来なら
「あけましておめでとうございます。」
の挨拶から始まるところですが、
門松は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし
(一休禅師)
今年、私も50歳になります。
人生ももう折り返し地点を超えているのかもしれません。
経営者として、若いスタッフやお客様の成長をサポートするとともに、
(ありがたいことに若いスタッフは育ってきていますし、お客様にも大変恵まれています)
資産税や事業承継のような年齢ゆえの仕事も増やさないといけません。
国際会計・IPO対応への布石のような質的な転換もかかせません。
いずれ税理士としての仕事は次の世代に引き継いで
会社の内外の経営者のマインドや経営技術の研鑽のお手伝いそのものが仕事になるでしょう。
やるべきことはまだまだあります。
10年、20年、30年先を見据えて、
今、私がやれること・やるべきことを着実に進めていきたいと思います。
(まずは、風邪を治す自己管理からですが)
今年もよろしくお願いします。