税理士 高橋寿克 税理士開業日記

新宿,千代田区,横浜,さいたま市(大宮),西東京市,立川市,船橋市,千葉市,柏市,大阪の税理士法人TOTAL(TOTAL Group)。起業家支援、医療、資産税とTOTALで「日本一良い総合士業事務所」を目指しています。

うちのスタッフ 2.同業者としてどうかと思う。

税理士法人TOTALの高橋寿克です。

 

本日は当社の事業計画説明会

経営方針を項目と数値で表現するとともに懇親を深めます。

(お昼はブッフェ形式なので、食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しなくちゃ)

年に一度、8本部から100人を超える全スタッフが集まります。

 

というわけで最近のスタッフネタ 連続3題。

前回に引き続き、今回は第2話。

 

 

2.「同業者としてどうかと思う。」

 

先日、新しいあるお客様候補の方が、当社にお見えになりました。

別の税理士さんがつくった申告書を見て …。

 

 

 

絶句です。

繰越欠損の処理、役員報酬、経費、貸付金…。

 

2000万円を超える繰り越し赤字がほとんど使われずにこの2年間で失効していました。金融機関もこんな申告書じゃ評価しないでしょう。

それを見た入社1年のスタッフが一言、

「同業者としてどうかと思う。」

おいおい、君はまだ税理士試験勉強中の無資格者。よそ様の税理士に対して「同業者」と言うのはちょっと早いよ。

でもなあ、この2~3年で500万円は税金を無駄に払わせているし、もう取り返しがつかない。

「確かに、君ならこんなミスはしないよ。」

落としているのは重要かつ基本的な論点ばかりで、こんな申告書ではうちの内部チェックを通らない(うちは、申告書は3重チェックをかけています)。

あーあ、この違いはお客様にはわからないんだろうな。

まあ、うちに来れば今後は年間100万円近くは税金が安くなるはず。

でもでも、知らないって怖い。

 

 

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社員教育は難しいし、今でも日々試行錯誤しているけど、ちょっとは自信になりました。

 

うちはスタッフに恵まれている。

 

次回は、3連続ネタの最終回です。

 

 

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